5オーダー戦略:計画的に施策を準備し注文を増やす方法
計画的に施策を準備して、注文数とリピーターを増やすためのシンプルなガイドです。

概要
- 大口注文が初回で実現しない理由
- 5オーダー戦略とは?(簡略版)
- 1~2回目の注文:大口注文ではなく、信頼構築を重視
- 3~4回目の注文:お客様に商品の追加注文を促す
- 5回目以降の注文:タイムリーな特典でエンゲージメントを高く保つ
- リピート注文を長期的な成長につなげる
各市場におけるWoltでの顧客注文行動を分析した結果、初回から大きな注文をするケースは多くないことが分かりました。
最初は試しに使ってみている状態です。商品だけでなく、配達から受け取りを含めた全体の注文体験が信頼できるかを確認しています。その信頼を得た後に、商品数の増加や注文頻度の向上が見られるようになります。
そのため、Woltでビジネスを成長させるには、1度きりの大規模なプロモーションで決まるものではありません大切なのは、初回注文からリピーターになるまで、段階的に顧客を導いていくことです。
「5オーダー戦略」は、この流れを分かりやすく整理した考え方です各ステップで重点を置くべきこと、商品の追加注文をおすすめするタイミング、長期にわたってエンゲージメントを高く保つ方法を理解するのに役立ちます。
大口注文が初回で実現しない理由
初回注文では、多くのユーザーが高額な注文をしようとは考えていません。まずは信頼できるかどうかを見極めようとしています。
初回注文が小規模になる傾向があるのは、ユーザーが次の点を気にしているからです。
このお店が信頼できるか?
期待通りのものが手に入るか?
再びこのお店で注文するべきか?
最初から大きな注文を勧めすぎると、ユーザーが迷ったり、注文をやめてしまう原因になります。
大口注文は、信頼関係を築いて初めて成立するものです。
5オーダー戦略とは?(簡略版)

「5オーダー戦略」は、顧客がその時点で感じている信頼度に合わせて、施策を調整するためのフレームワークです。
Woltの各市場や加盟店の種類を問わず、お客様の行動には明確なパターンがあります。初期段階の注文では、信頼が重要です。中期段階以降の注文には、習慣が影響します。実際、5回目以降の注文になると、顧客維持率は通常70%を超えます。つまり、この段階に到達したお客様はリピーターになる可能性がきわめて高いということです。
各ステップにおけるお客様の考え方は、以下の通りです。
1回目の注文:「様子を見てみよう」
2回目の注文:「またこのお店で注文したい」
3~4回目の注文:「何か追加で注文しよう」
5回目以降の注文「ここは私の行きつけのお店」
1~2回目の注文:大口注文ではなく、信頼構築を重視
このステップでは、お客様はまだ貴社を信頼してよいかどうか迷っています。お客様は、商品の品質、説明と価格のわかりやすさ、注文した商品が期待通りに届くかどうかに注目しています。
有効なアプローチ
ユーザーの迷いを取り除く、分かりやすいオファーが効果を発揮します。以下のアプローチを推奨します。
売れ筋商品のXX%オフ 初めて来店するお客様にとってのリスクを軽減し、看板商品を試してもらうきっかけを提供します(例えば、売上No.1商品を20%オフ)。
同じ商品を2つ購入で1つ無料 定番で分かりやすい商品ほど、成果につながりやすくなります。
おまけの商品 注文のささやかなお礼として無料でおまけの商品を追加します。
まとめ買い割引 例えば、合計金額が最低注文金額を超えた場合、一定の割合または固定金額の割引をします。こうしたオファーはシンプルですが、自然に注文完了へと促します。
これらの施策により、お客様は安心して初回または2回目の注文を完了し、無理のない範囲で商品を購入できるようになります。
成功する理由
お客様は馴染みのある商品を選ぶことで安心します
分かりやすい施策は、意思決定をスムーズにします。
してはいけないこと
早い段階で大口注文を迫る お客様は、貴社を信頼すべきかどうか、まだ迷っています。この段階で大口注文を促した場合、信頼を得るどころか注文の保留につながりかねません。
在庫が限られている商品のプロモーション 在庫切れになりやすい商品をすすめた場合、お客様のフラストレーションを招き、早い段階で信頼を失う可能性があります。在庫を安定して確保できる商品に絞りましょう。
3~4回目の注文:お客様に商品の追加注文を促す
3~4回目の注文になると、貴社は既に信頼されています。この段階では、大口注文を目標にして、お客様にもっと多くの商品を知ってもらうことが重要です。
この段階になると顧客の心理的ハードルが下がり、追加商品を選んだり、新しい発見にも積極的になります。
有効なアプローチ
この段階では、まとめ買い割引が最も有効です。個々の商品に割引を適用することなく、お客様に商品の追加購入を促します。
まとめ買い割引は、最低注文金額に到達した時点で、合計注文金額から一定の割合または固定金額を割引するよう設定できます。
例えば、以下のとおりです。
XX%割引(例:¥5,000以上の注文で20%割引) このタイプの割引は、注文金額に応じて割引額が増減します。商品を追加注文するほど、割引額は大きくなります。割引額はお会計時に確定するため、最初は目立ちにくいですが、注文点数を増やす効果があります。
固定金額の割引(例:¥5,000以上の注文で¥1,000割引) お客様にとっては、さらにわかりやすいオファーです。割引額がすぐにわかるので、購入をためらう可能性が低くなります。
割引率や割引額の正解は、1つだとは限りません。最も重要なのは、お客様が無理なく達成でき、追加購入を後押しする割引設定が重要です。
成功する理由
どちらの方法も有効です。XX%割引は、注文金額が大きいほど割引効果も高くなります。固定金額の割引は、お客様にもシンプルでわかりやすい割引です。
してはいけないこと
最低注文金額の設定を高くしすぎる ハードルが高すぎると感じるとお客様は注文しません。例えば、ほとんどの注文が¥3,000前後なのに、最低注文金額を¥6000に設定した場合、注文意欲が削がれる可能性があります。平均注文金額を目安にすることをおすすめします。
5回目以降の注文:タイムリーな特典でエンゲージメントを高く保つ
当社のデータによると、5回目以降の注文の場合、顧客維持率は通常70%を超えます。この段階で、すでに貴社は信頼できる馴染みのお店として認識されています。
ここでの目標は、信頼獲得よりもエンゲージメントの維持です。過度な割引を常に行わないことを前提に、適切なタイミングでのマーケティング施策や季節キャンペーンが有効です。
有効なアプローチ
オファーは、特別ボーナスのように演出します。
以下のアプローチを推奨します。
注文のささやかなお礼としておまけの商品を提供
人気商品を対象にしたXを購入するとYが無料キャンペーン
季節やタイミングに合わせて、合計注文金額からXX%オフなどのまとめ買い割引
成功する理由
お客様はすでにリピーターになる可能性が高いので、ささやかな特典でも十分な効果が見込めます
こうした施策により、頻繁な割引に頼ることなく、お客様の関心を惹きつけます
利益率を確保しつつ、注文を多めに促すことができます
してはいけないこと
恒常的な大幅割引
お客様が自然なタイミングではなく、プロモーションにあわせて注文するようになります
リピート注文を長期的な成長につなげる
「5オーダー戦略」はお客様が注文プロセスのどの段階にいるのかを把握し、適切なタイミングで適切な施策を選択するのに役立ちます。
顧客基盤を把握するためには、以下のシンプルな指標に着目することが有効です。
初めてのお客様からの注文の割合 注文の大部分が初回購入者からの場合、お客様の多くは初期段階にあると考えられます。この場合、信頼と認知度を高めるオファーが最も重要です。
Wolt+メンバーからの注文の割合 Wolt+メンバーは、Woltの施策に精通し、頻繁に注文する傾向があります。Wolt+メンバーからの注文の割合が高いということは、お客様がすでに貴社を知っていて、商品の追加注文やささやかな特典に対して前向きに反応する可能性があることを示唆しています。
こうしたパターンを分析することで、信頼関係の構築、大口注文の促進、常連客のエンゲージメントの維持、のいずれに重点を置くかを判断するのに役立ちます。
加盟店向け管理画面でこれらの傾向を確認し、時間の経過に従ってアプローチを調整することができます。施策や広告に関してサポートが必要な場合は、受注アプリのチャットか 管理画面のチャットからお問い合わせください。サポートチームがお手伝いいたします。