メニュー作成の基本：ポイントをおさえた「メニュー」で、売上と注文金額を伸ばしましょう

競争の激しいフードデリバリーの業界で、飲食店のメニューは、単にお店の商品を一覧にしたものではなく、ビジネスの成功を手助けするツールです。メニューのデザインや構成によって、お店の売りたい商品をお客様に選んでもらいやすくしたり、1回の注文金額を増やしたり、また、お客様の満足度を高めることにもつなげられます

ここでは、Woltに表示する「メニュー」作りのコツをご紹介します。すべてのお客様の満足とあなたのビジネスのさらなる成長のために、ぜひお役立てください！

1. おすすめのメニューから登録する

お客様が「メニュー」を開いて最初に目にする商品は、お店の「おすすめ」の商品にしましょう。人気がある、主力商品を目立たせてください。

• まずは、キャンペーンの対象商品やおトクなセットから：Wolt限定メニューや店舗限定でおトクなメニュー、セットメニューを最上部に表示させましょう！お客様の注目を集めて、平均注文単価を引き上げる効果も期待できます。お店が特に自信をもって提供する商品と考えてください。

• 人気商品や注文履歴に基づくおすすめ商品：Woltでは、お客様の注文履歴に基づいて、おすすめの商品を自動的に表示し、再注文しやすくしています。お店でよく注文されている商品や、人気メニューを、「メニュー」の目につきやすい位置に表示させましょう！また注文してもらえる可能性が高まります。

 2. お客様が注文しやすい順序で掲載する

人気メニューやおトクなメニューでお客様をひきつけた後は、自然な流れで他のメニューにも目を向けてもらいましょう！お店で頼むときと同じ順番でメニューが表示されると、お客様は自然に注文完了まで進むことができ、注文が中断される確率を下げられます。

• おつまみ・前菜：食事のはじめに提供する小皿料理です。

• サラダ・スープ：メイン料理の前に提供する軽めの料理です。

• メイン料理 ：食事の中心となる料理です。人気ランキングの形式で表示したり、注文履歴をもとにおすすめを表示すると、お客様が選びやすくなります。

• 一品料理・サイドメニュー：メイン料理と相性のよい付け合わせです。栄養バランスを整えたり、食事の満足度を高められるものがよいでしょう。

• デザートとドリンク：食事の締めの甘いものです。デザートとドリンクは、「メニュー」の最後に表示させましょう。注文の最後に追加されやすく、注文金額を増やす効果が期待できます。

 3. 実店舗と同じメニューを提供し、メニュー数にも配慮する

メニューの数は、多すぎず、少なすぎずを目指しましょう！多すぎると、お客様はメニュー選びで迷ってしまいます。少なすぎると、選択肢が限られ、注文金額がおさえられてしまいます。

• 実店舗と同じメニューを提供する：実店舗で提供しているものと同じメニューをWoltでも提供してください。お客様には、お店で食事をしても、Woltで注文しても、同じように満足してもらえることを目指しましょう！ 💡ポイント：Woltのデータによれば、メイン料理を写真でしっかり見せることで、注文率を最大約9%改善したお店もあります。加盟店様向けのこちらの記事（*リンク先は英文です）では、Woltでのメニュー写真の登録方法や、編集・更新の方法をご紹介しています。ぜひ参考にして、売上アップにつなげてください。

• 理想的なメニュー数：ほとんどのお店は、50品以上を目安に登録すると、十分な選択肢を提供でき、お客様が迷うことなく注文できます。Woltのデータによると、60〜120品がちょうどいい範囲となっています。ただ、小さなお店の場合は、お客様に関心を寄せてもらえる程度に十分な選択肢を用意することが大切です。「メニュー」は、わかりやすくカテゴリー別に整理されていると、お客様にとって選びやすく、ほしいものを見つけやすくなります！

 4. 五感に訴える言葉を使う

「メニュー」にのせる料理名や説明には、お客様に「これを食べてみたい！」と思ってもらえるような言葉を使いましょう！

• イメージできるように： 例えば「グリルチキンサンドイッチ」と「炭火焼きチキンと柚子胡椒マヨソースのサンドイッチ」なら、後者の方が、おいしそうなイメージがわきませんか？

• 五感に訴える：「メニュー」を見ただけで、味や香り、食感が伝わるような言葉で料理の魅力を伝えましょう。例えば  「サクサク」、「肉汁たっぷり」、「なめらか」、「ピリ辛」などです。

• こだわりを強調する：地元の新鮮野菜や高級食材の使用など、料理へのこだわりがあれば、ぜひ伝えましょう。お客様は、価格に対して納得しやすくなりますし、安心感にもつながります。

• 何人前の分量か示す：とりわけることを想定した料理でも、お一人様向けの料理でも、ひとつ注文すると何人前の量になるのか（場合によっては個数）を表示しましょう。お客様にとっては注文した分量の目安になり、追加の注文を誘うこともあるでしょう。

 5. デザートとドリンクも「メニュー」に加える

注文の最後に追加されやすいデザートやドリンクは、１回の注文の合計金額を増やしてくれることがあります。Woltのデータによれば、一般的に利益率も高めのデザートやドリンクを提供して、最終的な注文金額を最大約15％増やしたお店もあります。

ぜひ、お店の「メニュー」には、スイーツや飲み物も加えてください！食後に満足度を高めてくれるのは、例えば、甘いチョコレートケーキやさっぱりするアイスティーです。なお、Woltの配達バッグは、保温・保冷に対応しており、冷たいデザートや温かいドリンクでも、適温でお届けして、お客様に楽しんでいただけます。

 おわりに

「メニュー」作りは答えのない奥深い世界ですが、質の高い「メニュー」を戦略的に用意することで、顧客満足度を高められるだけでなく、注文金額を引き上げることも可能です。ご紹介したポイントをおさえた「メニュー」で、あなたのお店のおいしい一皿をたくさんのお客様にぜひ味わってもらいましょう！